2014/02/19

いま問う 「靖国問題」 2.11反「紀元節」行動  報告とカンパのお願い

いま問う 「靖国問題」 2.11反「紀元節」行動  報告とカンパのお願い
 
 集会・デモは成功しました! しかし、デモの車がまた攻撃され、破損しました
 多くのMLやチラシ等で参加を呼びかけました2.11反「紀元節」行動は、120名の参加者とともに集会・デモをやり通せました。参加されたみなさま、お疲れさまでした。賛同・支援してくださったみなさま、ありがとうございました。例年の8.15行動に比べれば右翼の数も比較にならないほど少なく、全体的には私たちの声が十分街頭に届くようなデモができ、いい行動をみなさんと一緒につくり出せたと思っています。
 ただ、デモの終盤で、いつものように右翼が歩道からデモ行進する人々に飛びかかってくるという危険な場面が何度かあり、また、警察の違法なビデオ・写真撮影が、実行委からのたび重なる抗議にも関わらずデモの最後まで続けられるなど、許し難いことがいくつか起こっています。
 そして、今回もやはりデモの宣伝カーが狙われ、飛び込んで来た何者かが助手席や運転席のドアを開けようとしたり、車を蹴る殴るなどの暴行を加えました。その結果、フロントボディが凹み、ヘッドライトが割られました。
 車は実行委の呼びかけ団体の一つが借りてくれたものです。すぐに修理が必要であり、また修理の間の代わりとなる車も必要です。右翼の暴力によって、私たちの行動の幅を狭められたくはありません。修理代の見積もりはまだ出ていませんが、高額が予想されています。実行委と、できれば実行委を支援してくださるみなさんの支援のもとで、この局面を乗り越えていきたいと考えています。もちろん、可能な方、可能な範囲で結構です。カンパ支援をお願いします。

郵便振替 口座番号 00110‐3‐4429
加入者名 ゴメンだ! 共同行動
「宣伝カー修理カンパ」と明記してください


2014年2月18日 
 いま問う「靖国問題」2・11反「紀元節」行動実行委員会

2014/02/04

カーニバル11号[主張]

籾井NHK会長は辞任せよ! 安倍政権を撃つ2・11行動へ

  なんと言えばいいのか、実にひどい事態が進行している。
 NHK新会長に就任した籾井勝人が、就任会見で「慰安婦はどこの国にもあった」「日韓条約で解決済み」などと述べた件だ。
 会長人事は経営委員会の任免権によるが、この経営委員に、百田尚樹や長谷川三千子などといった安倍の「お友だち」が、「官邸の意向」で昨年一一月に選出(経営委員は国会同意人事)されてから、NHKが政府自民党の宣伝機関化するのではないかという危惧が強まり、事実、現場の「萎縮」を思わせるような事態も見え始めてきた矢先だった。
 籾井新会長自身は安倍と直接の面識はないらしいが、発言内容から明らかなように、安倍の歴史認識ときわめて親和的な人物であることは間違いない。すでに多くの批判が出ているように、こうした右翼偏向の歴史観を堂々と披瀝するような「中立性」のなさ、「公共放送」の「公共」イコール日本政府の立場であるかのような認識(「政府が『右』と言っているものを、われわれが『左』と言うわけにはいかない」)で、現場へ強権的に介入していく姿勢を明言していたこと(「ボルトやナットを締め直す」)などが、批判されなければならないことは言うまでもない。
 籾井の発言については、菅官房長官が「個人としての発言。会長としては取り消したので問題ない」とし、橋下維新の会共同代表は「まさに正論だ」と踏み込んで評価した。
 とくに許しがたいのは安倍の発言で、「政府としてコメントすべきではない」と述べつつも、「新会長をはじめ、NHKの皆さんはいかなる政治的圧力にも屈することなく、中立、公正な報道を続けてほしい」などと語っている(衆院本会議での答弁)。
 この発言には、多くの人があきれ果てたはずである。二〇〇一年のETV2001「シリーズ 戦争をどう裁くか」、とくに第二回「問われる戦時性暴力」の番組改変が、当時「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」に所属していた安倍晋三や中川昭一ら右派議員によるNHKへの圧力、そして自主規制という流れの中で生じた事件であったことを、多くの人があらためて思い出したはずだ。自分が実際にかけた圧力は圧力ではなく、籾井発言を批判する人びとの声は「圧力」だという物言いは、あの石破の「テロ発言」と同様に厚顔無恥の極みである。
 ニュース映像で、籾井の、記者会見でのきわめて不遜な態度を見て、これらすべての、「不正義」(としかいいようがない)が繰り返し、しかも確信犯的に登場する根底に、やはりそれらを導く歴史観・国家観が強固にあると思わざるを得ない。籾井の発言も、はっきりとそのことにおいて問題とされなければならないだろう。
 番組改変事件でNHKらを訴えたVAWW─NETジャパンの後継団体であるVAWW─RACは声明で、「公共放送のトップがいい加減な事実無根の認識を公にばらまくことは断じて許されることではありません」「誤った発言、結果として被害者を冒涜する発言を行ったことを真摯に反省・謝罪し、即刻、NHK会長を辞任するよう、強く求めます」と要求している。また、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動も、「籾井会長は、そうした一つひとつの調査・研究の積み重ねを無視し、公の場で持論を展開し、無知をさらけ出しました。戦時下・武力紛争下で女性に対する性暴力は、現在も世界各地で続いています。/しかし、他国の例を責任逃れの文脈で語る籾井会長の発言は、被害の連鎖を断ち切ろうとする日本軍「慰安婦」被害者たちの願いに真っ向から逆行するものです。/私たちは、日本政府が被害者たちの要求に応えることこそが、今も続く戦時下における性暴力の再発防止に役立つことだと改めて訴えます」と厳しく批判している。安倍政権のこの歴史認識、そして、それらを強権的に押し出していくことに何らためらいすら持たない国家主義的な姿勢を、決して許してはならない。私たちも、これらの認識を共にしつつ、安倍政権にさまざまな場所で抗していく行動につながっていきたいと考える。
 いま、私たちも参加して、〈いま問う「靖国問題」2・11反「紀元節」行動〉が準備されている。同朋大学教員で、「靖国合祀イヤですアジアネットワーク」で活動し、安倍靖国参拝違憲訴訟をも関西で準備されている菱木政晴さんを講師にお招きし、集会とデモをおこなう(同封ビラなど参照)。昨年一二月二六日の安倍靖国参拝、それが意味する侵略戦争と植民地支配の歴史の肯定、政教分離規定を公然と破壊するという意味での憲法破壊、「積極的平和主義」を唱える「戦争ができる国」づくりなどを問う行動としていきたい。
 「復古」的天皇主義と、強権的な国家主義を露骨に推進し、私たちの自由や生存権を踏みにじり、東アジアに緊張を創り出し、沖縄を新たな戦争の前線としてあらためて位置づけなおす安倍政権に、大きな抵抗の声をあげよう。当日の行動への参加と実行委員会への賛同をぜひお願いします。
 (北野誉)

反天皇制運動カーニバル11号[通巻354号]

反天連機関紙 反天皇制運動カーニバル11号
2014年2月4日発行


主張◉ 籾井NHK会長は辞任せよ! 安倍政権を撃つ2・11行動へ


動物(あにまる)談義◉〝石破の暴言〟の巻


状況批評◉ 安倍首相の靖国参拝にどういう意味があるのか─松葉祥一


反天ジャーナル◉ ・南スーダンから自衛隊を撤収せよ!
           ・棄民のままの声を上げ続ける
           ・愛子天皇を望む皇国史観者 

太田昌国のふたたび夢は夜ひらく
〈46〉アメリカ大陸の一角から発せられた「平和地帯宣言」─太田昌国


皇室情報の解読◉ 平和という名の戦争への暴走を支える自己陶酔─天野恵一


ネットワーク◉ 私たち自身の感性で彼女たちの言葉を聞く─桜井大子


野次馬日誌◉ 1月9日~1月31日

集会の真相◉ 1・29辺野古新基地建設反対集会

集会情報
神田川




●定期購読をお願いします(送料共年間4000円)

●mail:hantenアットten-no.net(アットは@に変換してください)
●郵便振替00140-4-131988落合ボックス事務局

2014/02/01

いま問う「靖国問題」2・11反「紀元節」行動  集会とデモ

http://2014211.blogspot.com

日時●2014年2月11日(火)13時15分開場 *集会後デモ
場所●日本キリスト教会館4F(地下鉄早稲田駅下車)

講師●菱木政晴(同朋大学教員/靖国合祀イヤですアジアネットワーク)



 昨年12月26日、安倍首相は国内外の批判を無視し、靖国神社を参拝した。
 靖国神社は、天皇のための死者、侵略戦争の戦死者を「英霊」として祀る神社であり、その歴史観はこれらの戦争を「アジア解放戦争」「聖戦」として賛美するものだ。そうした神社への参拝は侵略戦争と植民地支配の歴史を肯定することであり、政教分離規定(憲法20条)に反する。
 一方で、安倍政権は「積極的平和主義」を唱えながら、米国とともに「戦争ができる国」づくりを猛スピードで進めている。戦争の歴史は「世界平和」を口実に繰り返されてきたのだ。また、「戦争をする国家」はその戦争による死者を意味づけし賛美していく。日本におけるその舞台は靖国神社である。
 天皇神話に基づく「建国」を祝わせ、天皇のための戦死者を顕彰する靖国神社を頂く、戦前より続くこの国の思想に「NO!」の声を突きつけることがいまこそ切実に求められている。
 「復古」的天皇主義と、強権的な国家主義を露骨に推進し、私たちの自由や生存権を踏みにじり、東アジアに緊張を創り出し、沖縄を新たな戦争の前線としてあらためて位置づけなおす安倍政権に、大きな抵抗の声をあげよう。


主催●いま問う「靖国問題」 2・11反「紀元節」行動実行委員会  http://2014211.blogspot.com

【呼びかけ団体】アジア連帯講座/キリスト教事業所連帯合同労働組合/研究所テオリア/市民の意見30の会・東京/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/ピープルズ・プラン研究所/靖国解体企画/靖国・天皇制問題情報センター/連帯社/労働運動活動者評議会