2・11反「紀元節」集会
2月11日、日本キリスト教会館で「安倍改憲政権を許すな!反『 紀元節』行動」が行われた。主催は同行動実行委員会。
反改憲運動通信の国富建治さんから、昨年4月の「自民党改憲案」(http://www.jimin.jp/policy/ policy_topics/pdf/seisaku-109. pdf)と「改憲案Q&A」(http://www. jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/ kenpou_qa.pdf)を素材に、 改憲の狙いと問題点が指摘された。9条はもちろんだが、 前文の全面的改変から天皇元首化に始まり、基本的人権を「公益」 「公の秩序」の下位に置くなど、 国家権力を制約する最高法規という憲法の本質的な定義が覆されよ うとしていることが強調された。
一坪反戦地主会関東ブロックの下地厚さんからは、1月27・28日に行われたオスプレイ配備撤回と普天間撤去をめざす行動の 報告がなされた。こうした行動が、超党派の市町村首長・ 議員や各種団体が一体の取組みとなるほどの、 沖縄の憤りと政治状況が説明された。 辺野古の公有水面埋め立ては、 安倍訪米以後ますます急がされており、 あらゆる面からこれと対決せねばならない。
福島原発事故緊急会議のUさんからは、原発事故が3・ 11追悼式典により「脱政治化」されようとしており、 これに対応するものとして「アベノミクス」や「国境問題」 などが「政治化」されているという問題が提起された。 原発と原発による被曝を、「国家による暴力」 として対象化することが、 現在の反原発運動には必要だという指摘がなされた。
反天皇制運動連絡会ののむらからは、右翼団体による直接暴力と、 これを利用する治安権力、 さらに事実を歪める報道やデマ情報などが複合して、 この間の運動体・個人への弾圧が拡大していること、 こうした中でさらに「社会不安」 の喧伝と治安法の準備が進んでいることが報告された。
連帯アピールは、関西大弾圧救援会・東京の会、「日の丸・君が代」 の法制化と強制に反対する神奈川の会、やってる場合か!「 スポーツ祭東京」(東京国体)実行委員会、 日韓民衆連帯全国ネットの4団体。
集会の終了後、早稲田通りから明治通り、 大久保通りを経由するデモに出発。 在特会や街宣右翼らによる妨害に乱されることなく、 この日の行動を終えることができた。参加者は一三五人。
(nomad)